EViews: 統計値の見方

Time Series Estimation
ここを読みながらEViewsの使い方を復習した.
まずは統計値の見方から. 明日以降計量の教科書で理論の復習をする.

f:id:runenoha:20150131205200p:plain

  • Coefficient(係数)
  • Std.Error(標準誤差): 係数をB, 標準誤差をSとすると, 本当の係数が B±S に確率が 70%, B±2S に入る確率が95%である. (90%の確率で取りうる範囲)
  • t-Statistic(t値):その変数が必要かどうかを判断する. 係数÷標準誤差. 2以上ならOK. t値が大きければその係数がゼロでない可能性が高い. しかし, その係数が特定の数値(ここでは1.32)である可能性が高いことを示しているわけではない.
  • Probability(確率):「係数がゼロである」という仮説を前提として統計量(t値)を計算すると, 1.32 という数字がどのくらいの可能性で起るかを示す. この場合はその可能性はほとんどないことを示している.
  • R-squared(決定係数): 1に近いほどあてはまりがよい.
  • Durbin-Watson stat(ダービンワトソン比): 誤差がどのくらい相関しているかを示す相関係数をρ(-1<ρ<1)とすると,ダービンワトソン比=2-2ρとなり, 2のときは無相関となる。
  • F-statistic(F値): 式全体に意味があるかどうかを判断する. 自由度によって判断する数字が変わるので, 次の確率を見て判断する.
  • Probability(確率): 「係数がすべてゼロである」という仮定のもとで, 統計量(F値)がどのくらいの確率で起るかを示す.

因みにMacにてWineを用いてWindows設定からEViewsを使っているため, 外部データ(Excel等)からデータを取り入れたいときには, MacのDesktopやDownloads内に入っていてもそのデータを認識することができない. Wine Filesの中にdrive_cという名前でウィンドウズのCドライブに相当するファイルを作り, その中にデータをしまうとよい.

備考: http://www2.mmc.atomi.ac.jp/web13/2014/eviews-1.pdf